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第三十八回 北京住宅変遷記~M氏の場合~3

北京
09 /11 2018
3軒目の家の見取り図。 title=

 中国で販売されているマンションは、水道や電気の栓と、バス、トイレ部分のスペースが定まっている以外、中身が空っぽであることが普通です。
 最近では内装も家具も全て揃っていくら、のタイプも出回っているようですが、まだまだ内装は自前で、というのが主流。しかも、職場から与えられる昔ながらのアパートならば、せいぜいがバルコニーに窓を張りめぐらせてもう一部屋増やすくらいでしたが、今は違います。
 インテリア関連の書籍が、日本より充実しているように見えるのは、恐らくそのためでしょうし、内装や家具に凝るのは、それだけ世の中が豊かになった証拠でしょう。建材を扱うお店でも、色々揃うらしいのです。

 北京東駅を間近に臨むM氏の3軒目のお宅へは、2004年に内装工事が完了し、住み始めて間もない頃にお邪魔しました。

 24時間体制の門番とオートロックの入り口で、外部の者が誰でも侵入出来ないような構造も、北京ではもはや珍しくはないようです。

3軒目の家の和室。棚の姉様人形は、何と私が高校生の頃、M氏に贈ったもの。 2005年 北京

 エレベータで上階へ上がる際、昔は箱の中で椅子に座って編物などをしながらボタンを押してくれるオバチャンがいて、停電で使用停止になることもしょっちゅうだったけれど、そんな姿ももう見られなくなって久しいなあ・・・などと考えていたらアレレ?確か26階のはずだったのに、着いてみると廊下の表示が29階になっていました。??
 このややこしい階表示は、中国語で「四」が「死」と通じる音なので、4の階が設定されていないことから生じているのです。風水を重んじ、意外と?迷信深い中国人の考え方が反映されていて、面白いです。現実的には、エレベータのボタン部分を住人が迷わないように、設定階と実際の階が併記されていました。

 それではイザ、お宅拝見。ワンルームの部屋をここまで改築出来るのか、しばしここが北京であるのを忘れてしまうような空間がそこには広がっていました。
 キッチンはオープン。フローリング床のリビングに、バス、トイレ、そして和室の組み合わせ。

 この瀟洒な住まいを、配線を何も全てをM氏自らが設計、指示をし、材料も吟味して調達。それでも素人だというのですから、本当に驚きです。
           

 ・・・以下続く

(※ 註:この記事は 2006.11.4 に掲載されたものを転載しています)
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かずよ

北京留学時代のちょっと懐かしい話題から現代中国事情